今回はワールドシャウラ1785のインプレです。
まず触ってみて感じるのは、強い。まるで棒。といったところ
しかし、ある一定以上の負荷をかけて曲げてみるとしっかりとしなる。
ワールドシャウラらしい張りと強さを感じさせつつ、テーパーをレギュラースローに設定することで荷重がかかった時の粘りを演出することに成功していると感じた。
ワールドシャウラシリーズ全般に言えることだが、軽さと強さのバランス、そして好感度な張りの良さ、これらのバランスをこれほど高いレベルで実現しているロッドはほかにないように感じます。
スペック
ワールドシャウラ1785RS2
- 全長 2.34m
- 自重 180g
- 適合ルアーウェイト 15~140g
- テーパー レギュラースロー
キャストしてみての感想
冒頭でも書いたが、手に取った時は棒のように硬いが、実際にキャストしてみると粘りを感じる。
これはテーパーがレギュラースロー、つまり胴調子であるところからきているものと思われます。
色々投げた結果、一番投げやすい重さは100グラム前後くらいだと感じます。
この辺りの重さが、しなり具合と張りのバランスがちょうどよく感じます。
また、100g前後が一番飛距離を出しやすいように感じます。
ジョイクロマグナムをここまでかっ飛ばせるロッドはなかなかないでしょう。
120グラムを超えてくると、若干しなりすぎる感が出てきます。
ある意味当たり前ではあるが一定以上の重さを超えてくるとレギュラースローの作りが災いしてくる印象です。
ただ、それを無視すれば200グラムくらいまでは十分投げることができる強さはあると思います。
逆に50グラムくらいから下になってくると若干硬さの残るキャストフィールになります。
軽いルアーはピンポイントキャストは硬さゆえに、より正確に決まりやすくなります。
いろいろな重さのルアーを投げてみて、このロッドの一番のレンジは100グラム前後であると感じました。
前モデルである1755より若干グリップエンドが長くなり全長も少し長くなっていることにより飛距離が伸び、重量のあるルアーでも楽にキャストできるようになっています。
ただし、その分バックハンドキャストなどは決まりにくく軽快感は落ちると感じました。
1755と比べ、ピンのキャストよりもしっかりと飛ばす方向にコンセプトを寄せたように感じます。
アカメの一番出番の多くなるマグナムクラスのビッグベイトが投げやすく、場合によって30グラムのスイムベイトやミノー、さらには30センチクラスのジャイアントベイトもなんとか投げることが出来る。
まさにアカメ用と言えるロッドと呼んで良いスペックのロッドでしょう。
魚とのやり取りの感想
今のところ、シーバス数本バラしと、1mのアカメのキャッチをこのロッドでしています。
かなりパワーのあるロッドですが、レギュラースローのテーパーがメーターあるアカメの重量級の首振りを吸収してくれます。
このロッドはグリップエンドの長さがある程度あるので
120を超えるような重量級のアカメでは、グリップエンドをお腹につけてやりとりできます。
パワーもあり、ロッドのしなりを感じることもでき、非常に高いバランスで相反する特性のバランスを上手くとったロッドだと感じた。
しかし、シーバスに関してはロッドが勝ちすぎてしなりを発揮しませんでした。
やはり、このロッドはある程度の重量あるターゲットに向いていると感じます。
本気でアカメのメーターオーバーを狙うならば非常におススメ出来るロッドだと思います。
ワールドシャウラ1785RS2