BRIST VENDAVAL 8.9M(ブリストベンダバール)

友達のほせおくんの私物を借りてキャストしてみました。

このロッドのコンセプトはベイトリールでの遠投。

噂はちょくちょく聞いてたが実際に使うのは初めて。

果たしてその実力は?楽しみです。

スペック

全長:268cm(8.9ft) マテリアル:4軸カーボン ガイド:Kガイドチタン+ステン 自重:240g 継数:3ピース 仕舞寸法:108cm 先径:1.85mm 元径:14.9mm グリップ長:48cm ルアーウェイト:7~45g ライン:PE1~5号 販売価格:¥55,000(+税)

キャストしてみて

持った感じかなり強うそうなロッド。

ティップが入り根本が強いフィッシュマンらしいセッティングのロッドだ。

ただ、長さがある分いつものフィッシュマンのロッドに比べてパワーのタメが根本寄りにあるように感じる。

手にした第一印象ではスペックのわりに重いと感じましたが、後ほども書きますがこのロッドはスペック以上の強さがあります。

そこを考慮すると、まあこんなものかもしれません。

20gのルアーを投げる

推奨ルアーウェイトから想像したベストな重さから投げてみる。

ぶっ飛んでいく!

アカメ仕様のリール、PE6号なのにこの飛距離。

ビッグベイト用リールでセッティングもバックラッシュを起こさないようブレーキ強め、メンテナンスもおざなりになっているこのリールでもカッとんでいく。

こりゃ、セッティングを完璧にしたらスピニング以上に飛ぶのでは。

飛距離に驚きつつ何回も投げていると、少しづつ感覚がつかめてきた。

やはりこのロッドはかなり強いぞ。

フィッシュマンのロッドは自分が普段使用しているシマノのロッドよりも1~2パワーほど強いように感じる。

50g程度のルアーを投げる

かなり強いロッドだと感じたので推奨ルアーウェイト越えの50gのルアーを投げてみる。

まだまだ余裕を感じる。

これは100gくらいまでいけるのではないか。

10gのルアーを投げる

次に推奨ルアーウェイトの下限付近のルアーを投げてみる。

このくらいの重さだとキャストのタメが根本に乗りにくく若干無理やり感がある。

もちろん自分のリールのセッティングやラインの太さも影響しているとは思うが、それを差し引いてもあまり軽いルアーはキャスト時にコツが必要となるように感じた。

5gのルアーも投げる

念のため投げてはみたが、ここまでくるとかなり無理がある(笑)

セッティング次第でキャストは可能かもしれないが、かなりのテクが必要とされるでしょう。

全般的に感じたのは、私が普段使用しているワールドシャウラのようにパキパキ張りを感じるロッドでなく粘りを感じるロッドなのにカッ飛んでいく…

不思議な感覚でした。

このロッドは、設定してあるルアーウェイトよりも若干強く、初めてフィッシュマンのロッドを買う人はそのあたりを知っておくとより選びやすくなると思います。

総括

噂通り飛びます。

そもそも9フィート近くのベイトロッド自体あまり売っていません。

それは、遠投となるとほとんどの人がスピニングを使っているからだと思います。

確かに、効率だけの話ならば遠投に関してはスピニングを使った方がメリットが大きいと思います。

(人によってはベイトのほうが飛ぶという意見もあります)

じゃあ、なぜベイトなの?

そこは人それぞれ理由があると思います。

私個人の意見を述べるならば、あえてベイトを使いたいと思うならば合理的理由など必要ない。

もちろん、そこに合理的理由があるならそれはそれでよいですが、たとえ合理的理由が説明できなくとも自分がベイトでやりたいと思うならばそれ以上の理由は必要ないと思います。

そもそも、わざわざ餌でなくルアーで釣ることすら合理的ではないわけです。

特にアカメなどは、ルアーよりも泳がせのほうが圧倒的に釣れます。

ルアーではあんなに難しく感じるアカメも餌なら瞬殺です。

それでも、なぜルアーで狙うのか?

それと一緒です。

もう一点、どのような釣りをするかは他人がとやかく言うことは筋違いである。

自分が他人を気にする必要もなく人ぞれぞれ勝手に楽しめばよいと思います。

話が横道にそれました(笑)

ベイトで飛距離を出したいというニーズにこたえる一本だと思います。

また、単に飛距離を必要としているだけでなくロッドに粘りを求める人に向いているでしょう。

ベンダバールには10フィートのモデルもあるので、さらに飛距離重視ならそちらをチョイスするのもありだと思います。

10フィートと8.9の使い分けに関しては、取り回しが重要なウェーディングの釣りならば8.9、取り回しを犠牲にしてでも飛距離を重視したい場合や取り回しを考えなくともよい場合は10フィートを選ぶと良いでしょう。

かなり強いロッドですのでアカメにも十分使えます。

こんな人に向いている

  • ウェーデングが多くベイトで飛距離を出したい
  • ロッドに粘りを求める
  • ティップが入るロッドが好き

こんな人にはおすすめしません

  • パキパキの張りのあるロッドが好き
  • 若干重いので軽快感を求める人にはむかないかも

今回のモデル

BRIST VENDAVAL 8.9M(ブリストベンダバール)

さらに飛距離を重視するならこちら

BRIST VENDAVAL 10.1M(ブリストベンダバール)

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