アカメベイトとして代表的なものは以下の通りです。
①ハク、イナッコ
いわゆるボラの稚魚でシーズン序盤によく機能するベイトです。
シーバスがついていることが多くのですが、
10㎝にも満たないハクにもメーターを超えるようなアカメがついていることがありますのでよく観察が必要です。
小さなハクについているアカメは居つきの個体のように感じます。
ハクを追いかけて食うというよりも、そのスポットに居ついていて、気が向いたら食う感じです。
ハクのボイルを見つけたら、おそらくボイルの出たピンスポットにアカメが居つきやいスポットと考え定期的にそこをチェックするようにしています。
なぜかアカメの着きやすいスポットがあり、そこついている個体が抜けても違う個体が入れ替わりで入ってくることが多いからです。
②コノシロ
コノシロについているアカメが一番狙いやすい気がします。
ただ、これは普段から広島シーバスでコノシロパターンを狙っているからかもしれません。
イナッコに比べて移動が早いのでパターンの移り変わりが早くなります。
③ボラ
ボラです。アカメといえばボラ(笑)
高知の人にとっては当たり前かもしれないのですが、60㎝とか70㎝のボラをアカメは平気で食ってます。
県外の人からするとほんとにこんなデカいボラ食えるのと思いますが、私自身何度もアカメが60㎝以上のボラに押しかかるのを目撃してます。
④チヌ
高知でも餌釣りでチヌを狙っているひとが多く、そのような人と話をすると大抵は釣れたチヌをアカメに持っていかれたという話が出ます。
自分も一度そのような光景を目撃しました。
⑤カニ
カニパターンという話もよく聞きます。
知り合いが釣ったアカメからカニを吐き出したという話も聞きました。
実際、ボトム狙いしか反応がない時がちょくちょくあります。
こんな時はカニを食べているのではと考えます。
代表的なものはこれくらいでしょうか。
ただ、アカメは動くものなら何でも食いついているような気もします。
それぞれのベイトを偏食している場合と、通りかかったベイトをあまり選ばず食べている場合があります。
ベイトが逃げまどいボイルが起きるような状況では、そのベイトを偏食していることが多く、ストラクチャーにぴったりとついているときは何でも食べていること多いです。
基本的にはアカメが何のベイトを意識しているのかは非常に重要となりますが、それにとらわれすぎても失敗することになりますので、そのあたりのバランスを取ることも重要です。
春先から
イナッコ → コノシロ → ボラ
という順にアカメが意識しやすいベイトが移り変わっているように感じます。
もちろんポイントによってはこれが全く当てはまらないこともよくありますが浦戸湾全体を俯瞰してみた場合はこの傾向が当てはまるように感じます。
アカメを釣るポイントを絞り込む際に、単に場所場所の状況を知ろうとしたり釣れた実績を見るだけでなく湾内全体の傾向を意識することによりポイントの絞り込みがしやすくなると思います。