フィッシュマン BC4 6.10XH インプレ

今回はフィッシュマンBC4 6.10XHの紹介です。

フィッシュマンのBC4というシリーズのXH相当の強さのロッド。

BC4は4ピースでコンパクトに仕舞えるいわゆるパックロッドです。

細かいスペックは以下の通りです。

全長208cm(6ft10in)
マテリアル4軸カーボン
ガイドKガイドチタン+ステン
自重245g
継数4ピース
仕舞寸法56cm
グリップ長42.5cm
ルアーウェイト10~150g
ラインPE3~10号
JANコード4571487900214
販売価格¥58,000(+税)

最大の特徴は仕舞寸法56㎝というところ。

飛行機の機内持ち込みが可能となります。

実際のところ普通の2本継ぎでも手荷物預入可能ですが、リュックやスーツケース内に収まるコンパクトさは非常便利です。

ルアーウエイトは10~150g

…幅広い!これは遠征時急遽軽いルアーを投げるような状況にも対処できるということか。

期待できる!

使用してみて

沖縄方面の離島でのリーフフィッシングと高知でのボートアカメで実際に使用してみました。

その間、様々な重さのルアーをキャストし、魚のヒットさせやり取りもしました。

ちなみに掛けた魚は、バラフエダイ(90㎝くらい)カスミアジ(60㎝くらい)アカメ(120㎝以上ありそう)です。そして全てばらしてます(笑)

キャストしてみて

まず手に取った瞬間、これは結構強いロッドだなと感じた。

似たスペックでコモドがあるが、それよりも強い印象を受ける。

実際に投げてみてもコモドより若干硬い。

どのメーカーでも、パックロッドはだいたい硬くなる傾向にあるので、このモデルも同じということだろう。

ルアーウエイトは10~150gとなっているが、正直150g以上のルアーでも余裕で投げることができる。(あくまで自己責任でお願いします)

逆に軽いルアーはどうか…

表記では10gからとなっているが私の感想では10gはちょっと厳しい。

強さのわりにティップが入るフィッシュマンらしい作りではあるのだが、さすがに10gだと曲がらないのでかなりのテクが必要とされる。

50gからがこのロッドの投げやすい下限と感じた。

一番心地よいルアーウエイトは100g前後。

上200g以上も可能といった感じ。

●魚を掛けてみて

フィッシュマンのロッドは手に取ったときは適度な張りを感じるが、負荷がかかると粘りを感じるという特徴があるが、このロッドも同じようなフィーリングを持っている。

キャスト時に感じる張り、手に取ったときに感じる強さは、魚を掛けた瞬間180度豹変する。

しっかりと曲がり粘りを感じる。

フィッシュマンのロッドを使っていて、いつも思うがこの辺りの仕上げ方が非常にうまい。

ただ、BC4 6.10XHは他のフィッシュマンロッドに比べ、やや硬さが勝ちすぎており、ティップの入り、粘りともに少ない気がする。

これはフィッシュマンらしさを求める人にとっては若干のデメリットに感じるかもしれない。

逆により硬い感覚を好む人にとっては良いかもしれない。

結論

巨大なルアーを投げたい、かつコンパクトに収まるロッドが欲しい人にはお勧めです。

粘りを感じるフィッシュマンらしさを好む人は仕舞寸法が違うが、コモドの方が良いかも。

逆にもっと硬さと強さが欲しい人はBC4は期待に応えるロッドとなるでしょう。

推定30キロ近いアカメにも十二分に耐えうる強いロッドでした。

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