- スイムベイト考察①アクション
- スイムベイト考察②状況に応じた選び方の基準
- スイムベイト考察③スイムベイト分類
ここではどのような状況でどのような動きのスイムベイトを使えばよいのか解説します。
こればかりは自然相手なので状況次第としか言えませんが、おおよその目安はつきます。
大まかにいえば以下の二つに集約できます。
①ベイトで予測
②魚の反応で予測
①ベイトで予測
アカメの意識しているベイトの種類によって予測する方法です。
これも実は一概に言えない部分は多々あるのですが、およその推理はたてることができます。
また、シーバスはローリングが強いことが多く、アカメはシーバスに比べウォブリングが強い傾向にあると感じます。
(ベイトの大きさ)
小さい→大きい
ローリング→ウォブリング
ピッチ細かい→ピッチが大きい
私の経験でいえば、ベイトが小さくなるほどローリングが強い傾向にあると思います。
(ベイトの種類)
イナ:ローリング~ウォブンロール
ボラ:ウォブンロール~ウォブリング
コノシロ:ウォブンロール
鮎:ウォブリング
シーバスなら気持ちローリングに寄せてアカメなら逆にウォブリングに寄せます。
(活性)
低い→高い
ローリング→ウォブリング
ピッチが細かい→ピッチがやや大きい
シーバスはこの傾向が強いことが多いです。
ところが難しいのはアカメ。
正直アカメに関してはまだまだ検証の余地ありです。
シーバスの場合は活性が低いほどナチュラルに寄せていきますが、アカメは活性が低い時と高い時の落差が激しく、活性が低い時は本当に食ってこないことが多いです。
アカメの場合は逆にリアクション要素を最大限減に高めることによってアタックさせることが有効のように感じます。
よってアカメの場合は活性が低い時はローリングとかウォブリングというよりジャークを入れたりフォールを入れたりという感じになってきます。
②魚の反応で予測
先ほどのものをもとに魚からのコンタクトの仕方によって修正をしていきます。
アタリの強さ
例えばローリングでコツンというかすかなアタリだとしたら、ルアーをウォブリングにチェンジします。
ガツンと強いアタリになったとしたら、このポイントではウォブリングに反応していると予測できます。
針掛かりの位置、深さ
釣れた時の針の掛る位置によってルアーがあっているかどうか予測できます。
丸のみであればおおよそ間違いはないといえます。
口の外に掛っていたりスレ掛りならばルアーが合っていないと考えます。
ただし、純粋に活性が低く、最大限にルアーを合わせた状態が外掛りという場合もあります。
じつはバラシの多発も、腕というよりもルアーのアクションがマッチしていないことのほうが多いです。(マッチしたルアーを見つけ出すことが腕ともいえますが)
また、ルアーがあっていない時はショートバイトでルアーがあえば乗るということもあります。
注意点としては、魚の反応というものは単純にルアーがあっているかどうかだけでなく、ルアーの通し方、スピード、流すのか巻きかなど複合的な要素であり、そのうちの一つとしてルアーがマッチしているかどうかを判断する必要があるということです。
つまり、ルアーがあっていないのでなく攻め方があっていないがゆえに掛りが浅くバラすということも多々あるということです。