実はこのロッド自分の友達でもあるfishmanテスターのほせおくんが開発したロッドです。
友達のよしみで投げさせてもらってました。
また、現在ボツになったプロトをお借りして使ってます。
友達のロッドであるものの、忖度なしに自分の感じたままを書いていきます(笑)
このロッド、強さでいうとXXXXヘビー・・・
適合ルアーウェイトMAX24オンス(笑)
まさに規格外のガチロッド!
一体なにに使うの?って思いますが、2019年9月の時点ですでに完売。
意外と需要があるみたいですね。
そもそもは、60㎝以上のボラをベイトにしているアカメを獲るために作られたロッド。
ベイトがあまりにも大きすぎて、並みのルアーでは太刀打ちできない。
場合によっては40㎝ものルアーを投げることもあるわけです。
40㎝もの巨大ルアーを投げるためには、この強さが必要というわけです。
スペック
- 全長:253cm(8.3ft)
- 自重:280g
- 継数:3ピース
- 仕舞寸法:89cm
- ルアーウェイト:6~24oz
- 販売価格:¥59,800(+税)
使用感
さて、手にしてみて一番に感じるのはその軽快さ。
もちろん通常のロッドに比べれば重量感はありますが、ほかのメーカーから出ているこの強さのロッドと比べると圧倒的に軽快さを感じます。
自分は、ほかのメーカーの似たような強さのロッドを持ってますが、軽さという面では比べ物になりません。
自分が持っているロッドはあまりに重すぎて、一日投げていたら腕が壊れそうになります(笑)
釣りをするために筋トレが必要なレベルでしょう。
その点BRISTcomodo8.3XXXXHは、疲労がかなり軽減されます。
また、ほかのロッドは粘りを感じるものが多いですが、それらと比べるとBRISTcomodo8.3XXXXHは張りを感じ、多少シャープさを感じます。
この張りの部分が軽快さを感じる部分にも一役買っているように感じますが、その分魚を掛けたときに若干硬さを感じるというデメリットもあるかと思います。
この辺りどちらが良いと思うかは、アングラーそれぞれの好み寄るでしょう。
そしてもう一点、仕舞寸法です。
この手のロッドはなぜかワン&ハーフばかりです。
ところがこのロッド、3ピース。
収納面で大きく利便性があります。
さて、実際に投げてみると、
670gのルアーでも全く問題ないどころか、まだまだ余裕を感じるほどです。
コツをつかむとかなり遠くまでぶっ飛びます。
600g程度のルアーを投げた時の張りと粘りのバランスを高い次元で両立していると感じました。
プロトと比べて
実は、現在製品版の前段階のプロト借りさせていただいています。
いわゆるボツになったプロトです。
内容は、製品版とほぼ同じですが長さが7フィート半と製品版より短めの設定となっています。
これを使うと製品版の良さがより分かります。
長さが短い分、軽快さは製品版よりあるかもしれません。
ところが、短い分どうしても硬さが出てしまいます。
投げた時のしなりは、やはり83のほうが適度に出ていて投げやすく感じます。
そして、実はこのプロトでメーターオーバーのアカメを釣っています。
このクラスのアカメですら、あまりしなりませんでした(笑)
その点製品版は長さがある分だけ、もっとしなりが出ていて魚とのファイトもしやすいでしょう。
83という長さは、軽快さを残したまま使用感を高めた絶妙なチョイスだと思います。
使用時の注意点、コツ
規格外の強さを持つため、ラインや結束に極度の負荷がかかります。
特に、アカメなど瞬間的に負荷がかかるファイトのする魚の場合、
ロッドの硬さによる付加がダイレクトに結束にかかり、簡単に切れてしまいます。
自分も何本か切られました。
通常より太いライン、リーダー、そして結束強度に注意が必要となります。
キャストのコツ
600g以上のルアーを投げる場合、ちょっとしたコツがいります。
トリガーを握っている右手を中心にし、グリップエンド側の左手を手前に引くようにキャストすると少ない力で飛ばすことができます。
ちょうど、右手を支点にしてテコの原理を使う要領です。
BRISTcomodo8.3XXXXHは、ロッドそのものにパワーがあるので、慣れれば普通の重さのルアーと同じくらいかっ飛ばせるようになります。
まとめ
他の同スペック程度のロッドと比べた場合の良い点、悪い点をまとめてみました。
●良い点
仕舞寸法が短い
軽い
張りがある
●悪い点
張りを感じ魚を掛けた時の粘りが若干少ない
あまり沢山出番のあるロッドとはいえないものの、使いやすさという点でこのスペックのカテゴリーのなかでは唯一無二のロッドだと思います。