アカメ釣行記8月某日2

長期休暇を利用し高知へ。

フィッシュマンのテスターでもあるほせおくんと共にアカメ狙い。

ほせおくんは新しく販売予定のプロトロッドのテストも兼ねた釣行。

自分は気楽に釣るのみ(笑)

事前のプラン

アカメ狙いでの高知入りは今年3回目しかも7月から短期間での3回なので浦戸湾の状況はしっかりと把握できている。

前回まで見た感じだと、浦戸湾内の塩分濃度は昨年に比べ大幅に低く、アカメが意識しているベイトも例年より小さめだった。

シーバスの活性があがり、まるで雨後のような状況がずっと続いている。

ただ、ボラもぼちぼち夏のポジションにつき始めていたうえに、ここ最近は晴天続きで塩分濃度も上がりそうで期待が持てる。

前回釣行での手ごたえでは、サイズさえ選ばなければほぼ確実にアカメの顔は拝めるだろうと読んでいた。

問題はアカメのサイズ。ベイトが小さくメーター超えのアカメを狙うのは難易度が高そう。

そこで、イナッコ狙いでサイズ問わず早い段階でさっさと一匹釣り、気持ちを楽にしたうえでボラ付きの大型アカメを探して、大型狙いに的を絞るとういう作戦。

狙い通り。しかし・・・

前回の釣行で確実に出そうなポジションは掴んでいたので、それに沿ってポイントに入る。

ルアーは前回反応の良かったマサウオ。

ブレイク際を攻めるが反応がない。

次に浅瀬ギリギリを通す。そして、本当に狙い通りにヒット。

ドっパーンと激しくジャンプするがスイスイ寄ってくる。

80㎝ないくらいのアカメ。

フィッシュグリップでつかもうとするがなかなか元気よく抵抗する。

かなり弱りさあキャッチという瞬間にまたジャンプ。そして抵抗がなくなる・・・

まさかのバラシ・・・

ルアーを見るとザイロン70ポンドで補強していた部分が切れている。

70ポンドでも切られるのか・・・

まだセッティングが甘かったようだ。

そしてムズムズ

まだもう一回時合いがくるはずと読んでいたので気を取り直してルアーを投げ続ける。

潮位が下がってくるにつれガチンっ!とアカメ特有のバイトが出始める。

しかし乗らない・・・

そして、そこから少し下流のポイント。

そこは若干川幅が狭まり、上流側にあるブレイクが途切れて瀬になっている。そしてその少し下流に深みがある。

まさにアカメがベイトを捕食しそうなピンスポット。

潮位が下がり、瀬が明確に出始める頃にアカメがベイトを追うはずと読みタイミングが来るのを待つ。

潮位が下がりかなり浅くなったころ、水面に見えるベイトの波紋に微かな違和感を感じた。

今だ!と、そこにマサウオを通す。

ガチン!!!

間違いなくアカメのバイト。が乗らない。

しかし次の瞬間、再度カツンと小さなあたり。追い食いしてる。

ジジジ!とドラグを引き出すアカメ。

こりゃさっきよりデカいぞ!

が、フックアウト・・・

まじか~・・・全部狙い通りだったはずなのに・・・

がっくりしてると、ドパーンとアカメがジャンプ。

下流側で投げてるほせおくんにアカメがヒット。しかしこちらもバラシ。

その後もアカメから複数バイトがあるが乗らない。

さらばボラ・・・

確実に一本取るといプランはもろくも崩れ去った。

しかし俺にはまだ大物狙いパターンがある!

と、前回確認したポイントに入ってみると・・・

ボラちゃんどこいったの?

ボ、ボラが失踪してる….

や、やばいぞこりゃ。

どうする?ボラといえばあそことあそこだが・・・

なにぶん超有名ポイント、多分人まみれなうえに運要素の釣りになってしまう。

こうなったらあそこだ、ちょうどいくつかある時合いの一つのタイミングだし。

ナイスサイズのアカメをキャッチ!!! ほせおくんが・・・(笑)

ポイントに着くと前回よりもボラが濃くなっている。

よーし!ラインスルーの40cmを投げ倒す!

そこでほせおくんがこれ使ってみてくださいとロッドを貸してくれる。

どうやらフィッシュマンから次に発売予定のプロトのうちの一本。600グラムが投げれるロッド。

こりゃ軽い。しかも3ピースで持ち運びも楽そう。

しかし、これでホントに600グラム投げて大丈夫か?と恐る恐る投げると・・・

余裕でフルキャストできる。

この手のロッドは折れないようにするためかダルくなるのが常だが、このロッドは張りがあって軽快感がある。

これは発売が楽しみだ・・・

しかしこんなぶっ飛んだ竿買う人いるのか?

まあ、俺は買うけど(笑)

楽しくなってラインスルーの600グラムを投げていると、よこでマサウオを投げていたほせおくんにヒット!

良いサイズのアカメ。おめでとう!

しかし、マサウオか~

40cmにはまだ早かったのか・・・ボラ入ってたんだけどな。

いよいよ追いつめられる

次の日も昨日と同じポイントに同じタイミングで入る。

大抵は反応が良かった次の日はだめなのだが、案の定昨日より渋くなってる。

しかも昨日よりもベイトが減ってる。

それでも5バイトほどあったがすべて乗らない・・・

でかそうなアカメのド派手なバイトもあったが乗らない。

ルアーが合ってないのか?と色々試すも乗らない・・・

や、やばい・・・

すべてが空回り。

こりゃマジで

ホゲか

もはやメーター以上とか言っとられん・・・

その次の日

苦し紛れに色々と見て回るが、いかんせん調査が足りていないポイント。

ベイトの濃い場所は見つけることができるが今一つ確信が持てない。

とりあえずは今までのポイントに入ったのだが・・・

時合いをどこで打つか?

あちら立てればこちら立たず。

新たなところで打つなら今までのポイントを捨てなければならない。

今までのポイントと心中するか?

イチかバチか全く違うポイントに入るか?

今までのポイントはベイトが日に日に薄くなっている。

悩みに悩んだあげくこれは流れを変えたほうが良いと判断。

場所を変えようとほせおくんに告げると。

「今さっきベイトが怪しい動きをしてましたよ!」

こらこらこら浦戸湾。どんだけ俺を惑わすんや(笑)

で、心中決定。

そして・・・

時合いが近くなるがいよいよノーバイト。

ベイトの気配も岸際に微かにあるものの、かなり薄くなっている。

居残りアカメが居ればよいのだが・・・

そんな時、岸際のベイトの波紋に微かな変化を感じた。

アカメが釣れるには浅すぎる場所だが念のためすかさずマサウオを投げた。

いままでの攻め方でミスバイトだったのでアプローチを変える。

ガチン!!!

アカメ特有のバイトのあと激しくジャンプ。

今度はしっかりとキャッチ。

マサウオをがっちりくわえてる

なんとか釣れた。

60後半のお子様アカメだったが釣れた。

ようやく釣れた。

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